困ったことに浜名湖水槽のサンゴタツとヨウジウオがブラインシュリンプに見向きもしなくなってしましいました。孵化したてのブラインシュリンプだと小さすぎるようです。仕方がないので「イサザアミ」を試してみることにしました。ちなみに「アミ」というのはエビに似た甲殻類のことです。

夕飯を食べてから浜名湖周辺の汽水域に出撃。お魚採取仲間のO氏に聞いてあたりをつけていたとはいえ簡単には見つかりません。小一時間彷徨って諦めかけたその時、某所で水面がざわめくほどのイサザアミにたどり着いたのでした。

20090114-1280x1280-_DS19851ネットで3回ぐらい掬って任務完了。

20090114-1280x1280-_DS19864体長は5mmから15mmほど。体が透明なので黒い眼が良く目立ちます。

さっそく小さめの個体を選んで浜名湖水槽に投入。するとサンゴタツもヨウジウオもすぐに目の色が変わりました!スローモーなサンゴタツが意外なほど機敏に捕食する様にびっくり。とにかくこれでエサは一安心です。

20090114-1280x1280-_DS19846ちなみに採取地の比重は1.004。淡水に近い汽水でした。

20090127-1280x1280-_DS20108メスのサンゴタツです。イサザアミを与えるようになってから体表のゴツゴツがいくぶん滑らかになって、体格も良くなりました。やはりブラインシュリンプだけでは足りてなかったようです。

弟に誘われて満月の映える浜名湖にアサリを採りに行ってきました。スタートは干潮時刻前の23:00、寒いって!

鼻水を垂らしながらも2~3時間ほどで自分たちで食べるには十分なアサリが採れました。そろそろ帰るかな、という頃になって、性でしょうか、一応、念のため、手網に持ち替えてすぐそぼのアマモ場を一掬いしてみると…

20081213-1280x1280-_DS19521全く予想もしていなかったタツノオトシゴ!が採れました。

正確にはタツノオトシゴの仲間である「サンゴタツ」という種類です。うちで飼育している個体に比べると二回りぐらい大きく、ずいぶんと貫禄があります。水温が下がったのでとっくに浜名湖からいなくなったと思っていたのですが、暢気なやつもいたもんです。持ち帰って浜名湖水槽に入ってもらうことにしました。ちなみにこの日の水温は12℃ほどでした。

 

珍しい「タコ」を採取したというので弟の海水水槽を見に行ってきました。何だか地味なタコだなぁと見ていたら…

興奮して体色が濃くなるにつれ妖しい青い紋がハッキリと現れました!見るからにやばそうな警戒色は、そうです、強力な神経毒でお馴染みのヒョウモンダコです。

吸盤の力は弱いみたいで、壁をよじ登って水槽外に脱出まではできないようです。
ちなみに咬まれると神経毒の作用で呼吸困難・心肺停止になるそうです。救急に電話するぐらいの時間があるかもしれませんが、解毒できないそうなので時には諦めも肝心かもしれません。せいぜい咬まれないようにお気をつけ遊ばせ。(^.^)
それにしても妖しい青い紋様は魅力的。

今まで生き餌しか受け付けなかったオヤニラミが、きっかけはよく分かりませんが、人工飼料を食べるようになりました。ここ最近の冷え込みで、エサ用のエビを採りに行くのが辛くなってきたのでひじょーに助かります。
ちなみに食べてくれたエサは「ひかり クレスト ミニ キャット」、我が家では「ミートボール」と呼んでます。

ミミズハゼの食事方法は豪快です。アサリの肉を体を回転させて千切ります。周りは非常に迷惑ですね。

淡水河川で採取して淡水水槽で飼育したことがありますが、このミミズハゼは浜名湖の中でも塩分濃度の高い、ほとんど海水と同じ場所で採取しました。淡水から海水まで適応できる構造をしているのでしょうか。

20081101-1280x1280-_DS18467安倍川水系で採取したズナガニゴイです。吻が長いことと体の黒斑点が特徴です。

勘違いしているのか水槽内ではスゴモロコの群れに混ざって泳いでます。今のところ冷凍赤虫以外のエサを食べていません。たまに石の表面をなめるような行動をしますが付着した藻類を食べているわけではないようです。

ちなみに漢字だと「頭長似鯉」と書きます。頭が長い、鯉に似た魚というわけです。