旅ともはGamin社のハンディーGPSレシーバー、eTrexシリーズのトラックログを操作することに特化したソフトウエアです。アウトドアでの使用を考えてPDA(Palm OS 3.1~)での動作とし、出来る限り軽量・軽快としました。
旅ともは二つの機能を持っています。
トラックログ転送
eTrexから旅ともにトラックログを転送し保存することができます。旅ともはeTrexの通信プロトコルを忠実にシミュレート※1していますので、PCで動作している他のソフトウェア※2からもeTrexに対して行うのと同じようにトラックログの転送ができます。
グラフ描画
旅ともに保存したトラックログのグラフが描画できます。グラフの横軸は時刻・距離、縦軸は高度・速度・距離から選択できます。
なお、eTrexとPalmの接続にシリアルケーブル※3が必要です。別途ご用意ください。
最新バージョンはver 1.05 (2004/08/01)です。tabitomo105.zipをダウンロードした後、ファイルを解凍して"Tabitomo.prc"をPalmにインストールしてください。とりあえずグラフ描画を試してみたい方はサンプルデータ"sample105.zip"もあわせてインストールしてみてください。
なお、旅ともはフリーウェアです。ご使用に際して制限などございません。
旅ともにはリスト画面とグラフ画面の2つの画面があります。リスト画面ではトラックログの管理、グラフ画面ではグラフの描画を行ないます。画面の切替えはメニューの「View」から行ないます。
以下ではデータが旅ともに入って来るときを「ダウンロード」、旅ともから出て行くときを「アップロード」としていますのでご注意ください。
保存してあるトラックログの変更、削除といった操作はリスト画面で行ないます。
操作対象チェック、No.、トラックログ名の順に一覧表示されます。eTrexからトラックログをダウンロードした時点ではデフォルトのトラックログ名として"開始時刻 ~ 終了時刻"が設定されます。トラックログ名は詳細画面(詳細ボタンをタップ)で変更できます。
各トラックログには操作対象チェックというのがあります。旅ともからアップロードする際やグラフ描画の際にチェックが付いているトラックログを対象とします。メニューの「edit」から一括してチェックを付けたり外したりできます。
リストのトラックログ名をタップして選択(反転表示)すると、そのトラックログの開始時刻(=Start)、終了時刻(=End)、ポイント数(=Points)などの情報がリスト下の情報エリアに表示されます。さらに詳しい情報は詳細ボタンをタップすることで確認することができます。選択とチェックは異なることにご注意ください。
トラックログの削除はメニューの「edit」から行ないます。チェック、または選択しているトラックログのどちらかを削除対象として選べます。
グラフの描画はグラフ画面で行ないます。リスト画面で操作対象チェックを付けたトラックログが対象となります。
次のステップでグラフの描画を行ないます。
縦軸、または横軸を選択する。
縦軸プッシュボタン
をタップして、縦軸項目を高度(=Alt)、速度(=v)、距離(=d)から選択します。横軸の場合は横軸プッシュボタン
をタップして、時刻(=Time)、距離(=d)から選択します。
スケールを設定する。
縦軸、または横軸を選択した後、スケールリストがポップアップします。
ご希望のスケール値を選択してください。スケール値はグリッドの1目盛を表しています。迷ったときは"AUTO"を選択してみてください。画面をスクロールしないで表示できる最大のスケールを自動設定します。
各スケールの単位は高度が[m]、速度が[km/h]、距離が[km]、時刻が[時:分]、または[日:時]となっています。
グラフ表示
スケール選択後、グラフが描画されます。
チェックされたトラックログの合計ポイント数によっては時間がかかりますので、リストビューでチェックの有無を調整してください。手持ちのvisor edgeの場合、1000ポイント程度で描画に2秒程度かかります。
グラフが画面より大きい場合、ペンでグラフ、またはラベルをドラッグするか、スクロールバーをタップすることでスクロール※4させることができます。
スケール値によってはメモリ不足でグラフが描画できない場合があります。その場合は"AUTO"を選択してください。
描画できる範囲は表示される範囲の50倍程度になります。
はじめにeTrexとPalmをケーブル※3で接続します。
eTrexのトラックログをダウンロードする
メニューの「Comm」-「Download」をタップするとダウンロードを開始します。ポイント数によっては完了まで時間(2000ポイントで100秒ぐらい※5)がかかります。
ダウンロード完了後はリスト画面に切り替わります。ダウンロードされたトラックログがある場合は最初の一つが選択状態になっていますので開始時刻/終了時刻等など確認します。
旅ともは時刻データのないトラックログをダウンロードしません。eTrexシリーズではログを保存すると時刻データが破棄されてしまいますので、旅ともにダウンロードする時はeTrex側でログを保存する前に行なうようにしてください。
他のソフトウェアに転送を行なう。
メニューの「Comm」-「Other」をタップすると旅ともが接続待ち状態になります。他のソフトウェア※1から旅ともに対してトラックログの転送をしてください。
アップロードするトラックログにはあらかじめチェックを付けておく必要があります。
まったく通信ができない、またはLine errorがでる時は、eTrex、Palmのバッテリー電圧が低い可能性がありますので、新しいバッテリーの交換、もしくは充電を行ってください。
通信中は進行状態を表示するフォームのキャンセルボタンをタップすることでいつでも中断できます。
ご意見、ご感想など<tabitomo@seotaro.com> (迷惑メール対策のため件名に「旅とも」の文字を含めるようにして下さい。) でお受けしてます。
Q1. どれくらいメモリーを使用するか?
A1. プログラム自体が約50KB使用します。保存データは10,000ポイント程度で約350KB使用します。メモリに空きがある限りデータを保存することができます。
Q2. グラフで突拍子もなく大きなピークが現れる。
A2. GPSで測位中にマルチパスが発生したものと思われます。マルチパスの影響を除くのは難しいです。今後の課題にさせてください。
※1 Garminの非公開プロトコルには対応していません。
※3 eTrexとPalmでシリアルポートの電圧レベルが異なる問題があるため、国内はもとより海外でもそのまま使えるケーブルが市販されていないようです。回路も簡単なので自作した方が早いです。Palm用のコネクターを輸入して余ってますので、希望される方には実費でおわけいたします。
※4 スクロールしないで全体を見たい時のために対数表示も試してみましたが処理速度が実用的ではありませんでした。将来の課題としたいと思います。
※5 ver1.01ではダウンロード時間を75%まで短縮しました。