目次
1. はじめに
2. 機材2.1. カメラ3. ライティング
2.2. レンズ
2.3. ストロボ
2.4. 水槽
4. 撮影
一番大事なのはファインダーです。フォーカスしやすい、しっかりとした「光学ファインダー」を備えた一眼レフ※1を選んでください。価格が高いカメラほどファインダーも良くなります。実際に店頭でチェックして選んでください。
ファインダー以外では 実のところ、いまどき(2010/06)のデジタル一眼レフであれば十分な性能があります。お好きなメーカーの、気に入った機種を選んでもらえば良いです。センサーサイズも普通にAPS-Cで良いです。一応、ここではAPS-Cサイズのカメラを例に説明していきます。
使いこなせるか分からないからあまり高いのは といことでしたら、安い入門機のレンズキット(¥45,000~)で十分です。
いまどき(2010/06)の入門機。
![]() Nikon D3000 レンズキット | ![]() PENTAX K-x レンズキット | ![]() Canon Kiss X4 レンズキット |
カメラの取扱説明書は読んでくださいね。基本的なことがちゃんと書いてありますから。
なお、ここではニコンのD70s(600万画素、2005/04発売)を例に説明していきます。
とりあえず「レンズキット」付属の標準ズームレンズを使うことにします。複数のレンズキットが用意されている場合はできるだけ最大撮影倍率(ズーム倍率ではありませんよ)が高いレンズを選んでください。ズーム倍率はあまり欲張らないのが撮影倍率でも、画質でも有利です。ここでは18-55mmぐらいの標準ズームを想定してます。
手ブレ補正は必須ではありません。ストロボを使うのでブレはあまり気にしなくて良いからです。
接写性能※2は「最大撮影倍率※3」で表します。撮影倍率とは被写体とセンサー上に投影された像の大きさの比です。例えば体長2cmのメダカがセンサー上で2cmであれば1.0倍となります。体長10cmがセンサー上で2cmであれば0.2倍(= 2.0÷10.0)となります。数字が大きいほどより大きく写るわけです。
数字だと良くわからないので実際にどれくらいの大きさで撮れるのか例を載せました。センサーサイズはAPS-C(2.36×1.58 cm)、被写体は体長8cmのオイカワです。
撮影倍率0.2倍。センサー上では1.6cm(= 8.0cm×0.2)。
撮影倍率0.3倍※4。センサー上では2.4cm(= 8.0cm×0.3)。
撮影倍率0.4倍。センサー上では3.2cm(= 8.0cm×0.4)。
センサーサイズがAPS-C ※5なら0.3倍もあれば結構大きく写ってくれます。
参考までにもっと大きく写すにはマクロレンズと呼ばれる接写用のレンズを使います。撮影倍率1.0倍にもなるとちょっと違った世界があります。今回はキットレンズのみを使うとして、マクロレンズの話はまた別の機会にしたいと思います。
撮影倍率1.0倍。センサー上では8.0cm(= 8.0cm×1.0)。
蛍光灯やハロゲンランプ、メタルハライドランプなどの定常光で十分な光量を得るのは現実的でないことと、「閃光」という特性を利用してブレを防ぐ目的でストロボを使います。カメラによってはストロボが内蔵されていますが、これは使いません。カメラから離れた位置で発光させるため、別にストロボを用意します。敬遠する人も多いですが、ストロボを使った方が何倍も楽に、きれいに撮ることができます。
ストロボの選び方ですが、水槽撮影に限れば、露出はマニュアルで調整するのでオート機能は必要ありません。予算内でとにかく出力が大きいものを選んでください。出力は「ガイドナンバー」が目安になります。
欲を言えばキリがありませんが、足りない光量は撮影範囲を狭くするか、カメラの感度を上げることで補うとして、とりあえずはガイドナンバー20(ISO100・m)程度のクリップオンタイプ(¥7,000~)でもかまいません。
ストロボはカメラから離して発光させるのでシンクロコードを使って接続します。
クリップオンタイプは直接コードが接続できないものがほとんどなので、このようなアダプター(¥1,000~)を介して接続します。
カメラの方も機種によってはコードを接続するシンクロターミナルが省略されていたりするので、同様にアダプター(¥1,000~)を介して接続します。
カメラとストロボをシンクロコードで繋ぐとこんな感じになります。シンクロコードは2~3mあれば良いでしょう。ちなみにこのストロボはガイドナンバー20(ISO100・m)、オークションで¥500だったもの。今回はこれを使っていきます。
なお、実際には透明なケースに載せて下向きに発光させます。詳しくは「3. ライティング」で説明します。
ライティングの都合から水槽上部は広く空ける必要があるので、上部フィルターより密閉式フィルターの方が向いてます。
水槽前面ガラスはレンズの一部だと考えて(実際、画質にかなり影響します。)、内側・外側どちらもきれいに掃除してください。水中のフンなど細かなゴミも画面内にあると結構目立つのでできるだけ取り除いておきます。
ガラス越しの撮影でやっかいなのが「写り込み」です。
水槽前面ガラスに自分自身が写り込んで、台無しになってしまいました。
これを防ぐには反射率の低い素材でレンズ以外を隠します。写り込みを防ぐ、と言うよりは「黒」を写り込ませます。ここではお手軽に黒ケント紙を使ってみました。
水槽側からレンズを見るとこんな感じになります。写り込む範囲をカバーする大きさが必要です。
ガラスでの反射、と言うとPLフィルターを思い浮かべる方も多いかと思います。PLフィルターには偏光した反射光をカットする効果がありますが、残念ながら水槽撮影ではあまり有効ではありません。ガラス面で反射した光は一様に偏光するわけではなく、入射角によって偏光の度合いが変わってきます(フレネルの式)。入射角がないとほとんど偏光しません。水槽撮影では屈折を避けるため正面から撮影します。すると画面中央では写り込んでくる光の入射角がゼロに近くなるため、反射光はほとんど偏光しないのです。露光量のロスにもなりますのでPLフィルターは付けずに撮影します。



なんか本格的に書いてるじゃないですか。
おいらも水槽買おうかな。
dublin さん
ぜひぜひ水槽とデジタル一眼レフを買って実践してみて下さ~い。
お金が掛かりそう(笑)
悲しき貧乏人には縁の無い話ですね~
新しい防水コンパクトデジカメも
諦めました・・・
易いマイクロスコープで精一杯です。
うちも苦しい中やりくりしてます。
おかげでいろんなもの(2個目の水槽、水槽クーラー、新しいパソコン、etc...)をガマンしてます。
貧乏は悲しいです。(^.^)