2008年4月アーカイブ

鳥取の実家に帰ると必ず立ち寄るのが淀江市にある天の真名井。ここで水を飲むとなんだか生き返った気がするのだ。

_DS15012.jpgここが水源。水温と水量はいつもと変わらず。

_DS15027.jpg水源隣の池にはマスが泳いでいる。10年前に初めて来た時からいるけれど、ずいぶん大きくなった。

_DS15032.jpg周辺は集落になっていて民家の間を流れ落ちる。いつ来ても水量は豊富だ。

_DS15050.jpg集落を抜けると周りは田んぼになる。んっ、流れに合わせてユラユラしてるのは...バイカモだ!

_DS15071.jpg流れに沿って鮮やかな緑のグラデーションが変化する。ちょうど小さな白い花をつけていた。

_DS15083.jpg何かいるかな?と、この水路でガサをしてみると、カジカ、ドンコ、ドジョウなどがいた。

豊富な湧水由来の環境だから水生生物も豊かにいそうなものなんだけど...。河口まで見てみたけれどこれといって収穫がなかった。水源直下から日本海に至るまで二面、もしくは三面がコンクリートで固められているからか。また今度調査してみたい。

_DS15084.jpg米子市の「とんきん」でカレーを食べて帰路についたのだった。こちらも10年来、味は変わらずだ。

せっかく帰省しているのだから中国地方の川をガサしておかねばなるまい。今回は宍道湖に注ぐ斐伊川を攻めてみることにした。下流域からめぼしいポイントをガサするも空振りばかり。日も暮れかけたころようやく手網に魚が入るようになった。

_DS14993.jpg手前側は水に動きがないけれど、奥は瀬になっているポイント。水温はかなり低い。

_DS14989.jpgトウヨシノボリ。

_DS14991.jpgシマドジョウ。

_DS14985.jpg意外にもアカザがいた。

といったところで時間切れ。下流域にいるかな、と期待していたシンジコハゼには残念ながら会えなかった。

連休を利用して帰省したものの、親の顔や家の様子を見たら後はもうすることがない。いちおう素潜り道具を持参していたから、同じく暇をもてあましていた弟といつものポイントに向かった。

_DS14945.jpg島根半島某所にて。波は高くない。

_DS14947.jpg勢い勇んで潜るもあまりの水温の低さに辺りをひと回りして終了。魚もいないし、早々とウェットスーツを脱いだ。

_DS14948.jpg弟は何かしら収穫があるまで潜ると言ってこれである。ナマコとフグとオキアミ。もちろんリリース。

日本海はお魚観察にはまだまだ早い、ということでおとなしく敗退した。

帰省を利用して、島根県は宍道湖にある水族館、「ゴビウス」に足を運んだ。

_DS14941.jpgまずは「ゴビィ」がお出迎え。入館料は大人¥500。

館内では大小50個ほどの水槽で宍道湖周辺に棲息する魚類・甲殻類・両生類・昆虫が展示されている。宍道湖は中海~境水道を通して日本海に繋がっているので、展示魚も淡水魚から汽水・海水魚まで変化に富んで飽きない。

_DS14874.jpg一番のお目当ては「シンジコハゼ」。太平洋側では見ることが出来ない魚だ。ちょうど婚姻色で背ビレ・腹ビレが真っ黒になっていた。

_DS14908.jpgこちらは西日本限定の「イシドジョウ」。棲息環境減少のため川でお目にかかることがあるかどうか。

_DS14936.jpg他にも見応えのある水槽も多く、しかも管理が行き届いている。お勉強がてら近くに来た時には是非とものぞいていってもらいたい。

_DS14446.jpg魚の眼というと「黒」というイメージがあるけれど実際には屈折・反射の加減で色付いて見えます。魚種毎に特徴があってハゼ科は碧色が多い。淡いエメラルド色はアユカケが初めてです。

_DS14470.jpg「春眠不覺曉 處處聞啼鳥
夜來風雨聲 花落知多少」

春の眠りの心地よさに
夜の明けるのにも気がつかずにうとうとしていると
あちこちに鳥の鳴き声が聞こえる
昨夜は雨風の音がしていたけれど
花はどれほど散ったのだろう
(孟浩然 「春暁」)

ヨシノボリの中でもシマヨシノボリは見分けるのが簡単である。

_DS14455.jpgほっぺに歌舞伎役者のような縞模様があればビンゴ。

_DS14510.jpgさらにダメ押しで青色のお腹はシマヨシノボリだけ。水槽飼育下だとこんな感じだけど、川で採取すると驚くぐらい深くて濃い青色をしている。

この個体は浜松市馬込川水系で採取したもの。静岡県西部ではカワヨシノボリに並んでシマヨシノボリを良く見かける。

実はヨシノボリの仲間であるゴクラクハゼ。エビや小魚を捕食するのが上手くてあっという間にペアで最大サイズになってしまった。

_DS14426.jpgこちらはオス。ヒレには桃色に黄色のラインが入る。

_DS14376.jpgメスの方が地味だけど「極楽」っぽい色合いである。

このペアは水槽内で産卵したことがあって、その時はオスの健気さに感心したものである。孵化したゴクラクベビーはメスに食べられてしまったけれど。

今回は飼育しているモロコの仲間を紹介したいと思う。ずーと飼育はしていたのだけど今まで紹介できなかったのはあまりに地味だから、ではなくてうまく写真が撮れなずにいたからである。動き回る被写体が苦手なのに、マクロ域で泳ぎ回られてはまともに撮れたものではない。今回もピントと構図がいまいちだけど載せてしまうのである。

_DS14504.jpg都田川水系のイトモロコ。細くて短いヒゲが1対ある。

_DS14418.jpg太田川水系のタモロコ。デブの割にやたらと警戒心が強い。ヒゲぱ1対。

_DS14411.jpg瀬戸川水系のカワバタモロコ。

水槽に顔を近づけると寄ってきてくれるんだけど、いまいち愛着がわかないのは表情がよくわからないせいか。ハゼ科に比べるとコイ科の魚は表情の変化が乏しい。


うちの水槽はヨシノボリなどの底モノがメインである。

_DS14481.jpgいろいろ変遷があったけれども現在は底モノ達を採取してきた環境、ぐらぐらするような転石が多い川底に似せて出来るだけたくさんの石を入れている。

底モノ達には具合が良いみたいで、お互い視界に入っても小競り合いまで発展することは少なくなった。なんというか余裕が出てきたというか。

ちなみに上の写真の石垣には

  • ヨシノボリ類×10
  • ゴクラクハゼ×2
  • ウツセミカジカ×2
  • ドジョウ×2
  • シマドジョウ×2
  • ヒナハゼ×5
  • ミミズハゼ×2
  • アユカケ
  • アカザ
  • カワアナゴ
  • ボウズハゼ
  • スジエビ×多数
がいる(はず)である。


水槽導入する時に家人を説得するために使った「ネイチャーアクアリウム」は今では無かったことになっている。ある意味ではうちの水槽の方が「自然」だけど。


このカワヨシノボリは水槽の中でも最古参である。ちょうど都田川水系の小川で採取してきてから一年になった。

_DS14422.jpg好奇心は旺盛だけど気が弱い、性格は顔に出るようだ。

恥ずかしいことに最近までトウヨシノボリと間違えていた。トウヨシノボリの特徴は尾ビレのオレンジ色=橙(トウ)なんだろうけど、それがカワヨシノボリにもあったりして非常に紛らわしい。胸びれの条数を数えることで確実な判別ができるんだけど、ガサ現場では数えてられないからあまり気にしていない。
それぞれ条数は
カワヨシノボリ : 15~17(18)
トウヨシノボリ : 19~22
である。

ご紹介した個体は条数が16。したがってカワヨシノボリである。

どこにでもいるありふれた魚だけど一番好きな魚である。


_DS14456.jpgこのカマツカ達も水槽に来てからちょうど一年。

_DSC9552.jpgこの頃と比べると体長はほぼ倍になった。

混泳できるか心配していたアユカケは今のところ問題なし。

_DS14527.jpg向かって左からアユカケ、ウツセミカジカ、ルリヨシノボリ。

プロフィール

神奈川県横浜市在住の3x歳です。休日に川・湖・海で魚などの生き物観察を楽しんでいます。

※ 魚以外の写真、アウトドア、その他DIYなどの話題は「夜更けの備忘録」でやってます。

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飼育魚種

90cm水槽(淡水)

30cm臨時水槽(海水)

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