トレッキング: 2006年8月アーカイブ

シーズン最後の週末に富士山に登ってきた。

4つある富士山登山道のうち人が少なくて静かに登れると評判の須走口登山道を登ることにして、須走口駐車場に到着したのは日付が変わって土曜日の0時過ぎ。すでに第1・第2駐車場ともにほぼ満車状態だった。運良く空きを見つけてデミオをもぐり込ませる。リアシートを畳んで寝床を作るとさっそく就寝。スリーシーズン用シュラフで少し暑いぐらいだった。

4時30分に起床。曇り・雨・雷の最低の天気予報だったのであんまり酷い天気だったら諦めるつもりだったけど、空を見ると曇ってはいるが雨は降ってない。持参したおにぎりを二つ食べて出発した。

_DSC4833.jpg標高2000mの五合目売店を抜けていよいよ登山道へ。ヘッドランプを点けて暗い森の中へ進んだ。

_DSC4841.jpg30分も歩かないうちに日の出、にわかに明るくなってくる。登山道の脇に朝露に濡れたトリカブト(オオサワトリカブト)。

_DSC4847.jpg樹林帯の切れ間に出るといつの間にか空が晴れていてご来光を迎える。五合目だとご来光と言わないか。これから向かう山頂を拝む。遠いような近いような、いまいち距離感が伴わない。

_DSC4850.jpg朝露に濡れた樹林帯を歩いて標高2400mの六合目に到着。辺りはすっかりガスに包まれてしまった。雨が降るのを覚悟する。

_DSC4853.jpgところどころにヤマホタルブクロが群生していた。

_DSC4854.jpg幹が紙状にめくれたダケカンバの林を抜けると須走口登山道の樹林帯も終わり。

_DSC4870.jpg森林限界を超えて標高2950mの七合目。雲の中に入ったり出たり目まぐるしい。ここまでTシャツで登っていたら汗はかくのに体の表面は氷のように冷たいことに気づく。こりゃ良くないなと一枚羽織った。

_DSC4881.jpg八合目直前でブルドーザーに遭遇。こうやって各山小屋に物資を運ぶんですな。まばらだった登山者が吉田口登山道と合流して賑やかになった。

_DSC4887.jpgようやく八合目、標高3250m。完全に雲の上だ。八合目の小屋は風にはためく色とりどりの布が特徴。ゆっくり登ってきたから高山病は大丈夫みたい。

_DSC4893.jpgそして九合目。八合目まで苦しかったが先はもっと苦しかった。ちょっと登るとすぐに息が切れる。10歩あるけば立ち止まって休憩。

_DSC4895.jpg山頂手前で大休憩。

_DSC4896.jpg最後のがんばり。雲上を歩く。

_DSC4903.jpg11時30分、ついにとうとう山頂、標高3720mに到着。

_DSC4912.jpg噴火口をのぞきながら大休憩。吹き抜ける風が急激に体温を奪っていく。Tシャツを着替えてダウンのインナーを着込んだ。露出した手がかじかむ。食欲は全然なかったがおにぎり二つを胃に押し込むようにして食べた。

_DSC4922.jpgかなり迷ったがどうせだったら最高地点に立ちたいと言う思いからお鉢巡りを決行。剣が峰を目指して歩く。

_DSC4926.jpg酸素が薄いせいか体が重い。ここにきて手の指先も少し痺れてきたがすぐにひいた。ようやく日本最高所、剣が峰に辿り着く。3776m。

_DSC4928.jpg剣が峰から見下ろす噴火口。

_DSC4933.jpg気持ちいいぐらい見渡す限りの雲海。ふわふわだ。

_DSC4942.jpg帰りは須走口下山道を下る。下山開始は13時30分。

下山道は砂利混じりの砂地で砂埃が激しい。マスクは必須だ。走っていく人もあればヘバって進めない人もいる。僕?もちろん後者。カメラのシャッターを押す回数も急激に減る。

_DSC4949.jpg七合目の砂走りに入ったところ。雲の中へと真っすぐおりる。

雲の中に入ったあたりから頭痛と吐き気でグロッキーになってしまった。高度が下がっているのに高度障害?ゆっくりゆっくり休憩ばかりしてなんとか駐車場まで辿り着いたのが17時。頭痛薬を飲んでから倒れ込むようにしてデミオの荷台で2時間ほど眠ったのだった。

map20060826.png今回の山旅データ。

同行者=なし。
距離=17.7km。
累積標高=+2088m、-2089m
所要時間=13時間09分。
須走口登山道は予想以上に長かった!

map20060826_3D.pngトラックログの3D表示。

豊橋と浜松を境にする湖西連峰を歩いた。連峰と言っても最高で標高400mなのでスケールは小さい。

_DSC4786.jpg登山口は新池というため池のそばにある。池のとなりにクルマを停めて歩き出す。

_DSC4798.jpg神石山山頂。浜松側に眺望が開ける。夏の低山なので暑さを覚悟していたが、木々が茂って遮ってくれるので日差しは苦にならなかった。

_DSC4804.jpg尾根づたいに歩いて雨宿り岩で休憩。巨岩の上に立って来た方向を振り返る。左手側は浜松。

_DSC4806.jpg峰を境にして右手側は豊橋の街。

_DSC4808.jpg多米峠(ためとうげ)でしばらく休憩。ここも展望は浜松側だけ。

_DSC4811.jpg峠からの眺めはとても気持ちいい。時々、涼しい風が吹き上げてくる。

_DSC4812.jpgところどころにヤブランの花が咲いていた。

_DSC4813.jpg湖西連峰でもっとも高い標高400m(名前がない)を越えてしばらく歩くとイヌツゲの群生地。ちょっとおどろおどろしい。

_DSC4823.jpg大知波峠廃寺跡(おおちばとうげはいじあと)。かなり大きな寺だったらしく、峠の斜面一帯に広がっていたそうだ。平安時代に栄えたらしいがいっさい記録に残っていないとのこと。ここは豊川稲荷に続く豊川道の峠だから、人の往来はかなりあったのだろう。

ここでサングラスを落としたことに気づく。たぶん、イヌツゲの群生地あたりか。とほほ。

ヒグラシが鳴く中を豊川道で知波田まで下山した。

map20060819.png今回の山旅データ。

同行者=なし。
距離=17.6km。
累積標高=+812m, -812m。
所要時間=5時間40分。
知波田からクルマを停めた新池まで歩いたが、新所原(しんじょはら)まで電車を使えぱ良かったかも。

map20060819_3D.pngトラックログの3D表示。


帰省を利用して鳥取県最高峰、伯耆大山に登った。

_DSC4664.jpg標高740mの大山自然科学館駐車場を10時半ぐらいに出発。夏山登山道を山頂目指して登り始める。

強い日差しと暑さの中、延々と続く階段を登る。一段が20cmぐらいあるような階段で足を持ち上げる動作というのが予想以上に辛くて辛くて。景色を楽しむ余裕もなかった。もちろん写真は一枚も撮れず。二合目ですでにそんな状態だったから体力的に問題あったんだろうけど。

ホントに汗が滝のように流れてて、気が付いたら胸の辺りに下げていたカメラからも汗がしたたっていた。そのせいか初めて見るエラーが出て写真が撮れなくなってしまった。運良く復旧したからよかったもののカメラの汗対策も考えないと。

六合目あたりから雲の中に入ったので日差しはやわらいだんだけど、七合目からのさらなる急登でバテた体をさらにむち打つことになった。

14時に山頂到着、1729m。残念ながら濃いガスで展望は全くなし。冷えと濡れを防ぐのにレインウェアを着てお弁当を食べた。

_DSC4670.jpg山頂の様子。まったく展望はなし。

15時に下山開始。

_DSC4681.jpg山頂避難小屋。

下りも階段に体力を奪われて写真を撮る余裕はなし。九合目までの木道で花を写真に納めるのが精一杯だった。

_DSC4683.jpgイブキボウフウミヤマシシウドとアザミ。

_DSC4689.jpgサラシナショウマ。

_DSC4703.jpgアザミ。

_DSC4704.jpgシモツケソウ。

_DSC4705.jpgコオニユリ。

_DSC4713.jpgダイセンキャラボクの中を歩く。

_DSC4711.jpgクガイソウ。

_DSC4722.jpgソバナ。

下りの階段も辛くて、膝への負担は相当なものであった。

この時間から登ってくる人とすれ違ったが、日中の暑さを避けるのに夕方登って山頂避難小屋泊、早朝下山なのだろうか。それは賢いかもしれない。

駐車場に着いたのは17時半だった。

淀江町の天の真名井で湧水を飲んで、ついでに淀江ゆめ温泉(¥700)で汗を流して帰宅した。

map20060812.png今回の山旅データ。

同行者=1人。
距離=8.3km。
所要時間=7時間23分。
累積標高=+1095m, -1094m。

map20060812_3D.pngトラックログの3D表示。

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seotaroについて

1975年、島根県生まれ。静岡県在住。
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