あまり面白くはないけれども特徴が良く説明できていて図鑑用途としてはいいかな、という写真はWikimedia commons投稿しています。
図鑑的な写真を撮影する際に気をつけているのが

  • 適度なコントラストと立体感・質感のあるライティング
  • 眼だけでなく頭部から尾部までフォーカス範囲に含める
  • ヒレを展開させる

の3つです。特に最後のヒレについては魚類ならではの注意点でしょう。多くの魚種でヒレが重要な同定ポイントになっているからです。

Wikimedia commonsには「高画質な画像」という審査制度があります。自薦して公開審査してもらうのですが基準に達していないと却下されます。批評はとてもキビシいですがとても勉強になります。

下のオスとメスのシマヨシノボリの写真は眼球への入射光・反射光に気を遣ったり、特にメスの方は腹部のブルーの婚姻色を強調するようなライティングで撮影することで「高画質な画像」の評価をもらいました。

Rhinogobius sp. CB (Shizuoka,Japan).jpg
Rhinogobius sp. CB female(Shizuoka,Japan).jpg
なお、Wikimedia commonsに投稿した写真は高解像度のものをかなり自由(営利目的でも)に利用することができます。詳しくは各画像のライセンスの項を確認してください。

家の近くを田んぼをのぞきながら散歩していたら、面白い植物を見つけました。ただ、種類の同定は全く自信ありません。

20071020-1280x1280-_DS11564ミズワラビ?


20071020-1280x1280-_DS11567キクモ?

稲刈りが終わってすっかり水が無くなってますが、ちょっと前まで水中にあったはずです。調べてみて、もし水中でも育つのなら持ち帰って水槽に投入してみましょう。

ガサ入れ、ではなくてホタルを見てきました。場所は天竜川水系の支流、西阿多古川上流にある「くんまホタルの里」。

20070610-1280x1280-_DS10456-rdk

辺りが暗くなるにつれて徐々に数を増やし、20時過ぎには星空をバックに飛び交っていました。

コントラストを上げるためバンクは使わずに、フードを付けたストロボを水槽ガラス蓋の上に置いて、真下に向けて発光させてみました。焦点距離が長くなると写り込みを防ぐのが大変になるし、逆に短くなると水槽に近寄るから魚が逃げてしまいます。とりあえずは焦点距離50mmとして絞りはF8.0。それなりに撮影距離があるからフォーカスは楽ではあります。

20070423-1280x1280-_DS10019たぶん直射日光があたる昼間の川底はこんな感じでしょぅか。雰囲気は良いのですが、チンダル現象で画面中央部が青っぽく散乱され、そこだけコントラストが落ちてしまっています。うーん、どうしたものでしょうか。

水槽(の魚)を撮るのは簡単なようでなかなか難しい です。

20070422-1280x1280-_DSC9983まずフォーカスです。標準レンズに接写リングで撮ったトウヨシノボリのアップですが、この撮影倍率だとフォーカスが合うのがホントにペラペラの平面になってしまいます。あまり上等なファインダーではないD70sではフォーカスを合わせるのが至難の技で、動き回る魚はほとんど撮影不可能になってしまいます。このブログで登場するのが比較的じっとしているトウヨシノボリばかりなのはそのせいです。

20070422-1280x1280-_DSC9972次に画角の制限です。水槽前面ガラスへの写り込みを防ぐ目的で、レンズを中心にして30cm四方を黒いボードで囲っていますが、広角レンズで撮ったため左側にカーテンが写り込んでしまっています。この画角で写り込みを防ぐにはさらに大がかりなセットが必要になってしまいます。

20070422-1280x1280-_DSC9978それからコントラスト。水中で光が拡散されてしまうのか、どうにもコントラストが弱いのです。

20070422-1280x1280-_DSC9968ちなみにライティングはこんな感じ。PHOTOFLEXのバンクとSUNPAKのグリップオンストロボの組み合わせで光量はぎりぎりです。
不思議なことに「水槽の撮り方」みたいな本や雑誌の特集は今まで見たことがありません。水槽写真はまだまだ試行錯誤が続きそうです。

大晦日にスモグラー(素潜りする人)の弟が潜るっ!と言うので監視員として付いていきました。目の前で溺れても何にもできないですけどね。島根半島の適当な入り江でさっそくジャボーン。一潜りした弟の手には初めて見る生き物が!

20051230-1280x1280-_DSC3245柔らかい半透明の殻の間から触手がニョロニョロと・・・タコ?なんとも不思議で神秘的な生き物です。とても弱っていたからすぐに海に帰したけどこの水温では死んでしまうでしょう。

20051230-1280x1280-_DSC3249そして海からあがる弟。ウェットスーツを付けているとはいえあまりの冷たさに震えてます。突果はなかったようです。

帰ってから調べてみるとアオイガイ、もしくはタコブネという種類の「タコ」らしいです。どちらもメスだけが殻を持つとのこと。

島根半島の海辺を弟と散歩してきました。

20051230-1280x1280-_DSC3216浜に打ちあげられたハコフグを発見。懸命に胸ビレをパタパタさせている姿がいじらしいですね。海に返すも水温の低さで弱っているらしく、また打ちあげられるハコフグ。かわいそうだから持って帰って食べちゃいました。

20051230-1280x1280-_DSC3222多くのエチゼンクラゲが漂着していました。傘の部分だけでも巨大さがわかると思います。