淡水・海水のお魚観察で大事な装備の一つにタモ(玉網)があります。私は三谷釣漁具店さんの「養魚用ステンレス二重枠三角玉網」をかれこれ10年以上愛用しています。何よりも丈夫で網は何度か交換してますがフレームは全くガタがきません。先日、フレームに固定している部分の柄が弱っていて折れてしまい(これは簡単に直したのですが)、網もくたびれていたのでタモを新調してみました。

新しいタモは同じく三谷釣漁具店さんの「システム玉網」です。フレームと柄がネジで接続されるのが特徴で、名称の「システム」の通り(フレームに張った)網と柄が自由に組み合わせられるようになっています。ネジが一般的な1/2インチなので、用途に応じた機材を既製品から探してもいいし、自作も容易なのが良いです。フレームから柄を取り外せばコンパクトに収納できるのも良いです。

今回、フレームは幅40cm、網は深さ40cm、網目3mmの「bl-J-40-3型」、柄は全長97cm、仕舞寸法48cmの「bl-P1ステンレス型」をチョイスしてみました。

組み立ててみましたが接続部分の強度的なところはしばらく使ってみて評価したいと思います。ただ剛性感は一体型と同じような感じです。

柄は3段に伸縮します。

愛用(で柄を修理する前)の「養魚用ステンレス二重枠三角玉網(bl-3型※)」と並べてみました。高さもう少し欲しいかもしれません。※今まで39cm幅のbl-3型だったと思ってたけどbl-6型かも。

なんだか川に行きたくて居ても立ってもいられなくなってきました。(笑)

私が通勤で乗り換えているJR秋葉原駅には100台ぐらいのガチャガチャが不定期に出現します。親切なことに銀行ATMと両替機も併設してあるので、気をつけていないと際限なくお金が吸い取られてしまう危険地帯でもあります。私はけっこう意志がかなり強いので週に2~3回まわす程度で済ませていたのですが、『ネイチャーテクニカラー 日本の清流 特装版』の出来が良くて思わずコンプリートしてしまいました。何が出るのが判らないのがガチャのガチャたる所以ですが、ダブるのがいやなので適当なところでバラ売りしている店(秋葉原にあります!)で揃えてしまいました。ちなみにダブりは2回まで許容できます。なぜなら自宅用と会社用でそれぞれ揃えることにすれば良いのです。

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これが『ネイチャーテクニカ 日本の清流 特装版』、5体でコンプリートです。魚類の体色は干渉や散乱による発色があるので塗装で再現するのは難しいのですが良く表現されています。何より躍動感が素晴らしい!

20160227-1280x1280-_DSC6763オイカワの婚姻色。5匹のうちではオイカワの体側の色が一番難しいと思いますが塗装ならこんな感じでしょう。頭部の追星も塗装です。

 

 

20160227-1280x1280-_DSC6762アユ。岩にはコケを食んだ痕があってニヤリ。

ウグイの婚姻色。20160227-1280x1280-_DSC6761

 

 

 

ヤマトイワナ。20160227-1280x1280-_DSC6760

 

 

ヤマメ。20160227-1280x1280-_DSC6758

ちなみに原型師はKOWさん。ネットで検索してもほとんど情報がないのですがどんな方なんでしょう?

参考文献

角野先生の『日本の水草』が手元にきました!内容は同著『日本水草図鑑』のリニューアルと言っていいんではないでしょうか。綺麗なカラー写真が多くて見てて楽しいです。

『日本水草図鑑』が大判の書籍でとても持ち歩ける本ではなかったのですが、本書は(かろうじて)携行できるサイズに収めてもらったのは良いですね。田んぼや川での雑草・水草の同定が捗りそうです。ただ残念なのが『日本水草図鑑』にあった同定チャートがないこと、あれは結構役に立ちました。

ちなみに『日本水草図鑑』は気軽に買える価格ではないので、ずーと古本を探していましたが、ついに手元に来ることはありませんでした。本書の購入で無事、リベンジを果たしたのでした。

エアストーンって水槽内ではかなり邪魔な存在です。底砂の上に置いただけだとすぐに埋まってしまうし、かといってエアチューブで吊るすと見苦しいです。ガラス面に近いと音がうるさかったりもします。

20101030-1280x1280-D300s_001403と、いろいろな不満があるのですが全てを解消するべく、こんなもの作ってみました。エアストーンのスタンドです。

作り方は簡単、適当な大きさの板に支柱となるパイプ(内径6mmぐらい)を接着します。パイプに合わせて板の方にも穴を空けて貫通させます。そして上からエアストーン、下からエアチューブをパイプの中で繋いで出来上がりです。下側をL型コネクターにすればチューブが折れてエアーが止まることがないので安心です。

20101030-1280x1280-D300s_001411実際に設置するとこんな感じになります。すでに1年ほど使用してますが良い具合です。(食い散らされて茎だけになったキクモは気にしないでね)

私の知る限り、既製品にはないようですが便利ですよ。水槽レイアウトがとても楽になります。私のオンラインショップで売り出そうかな。

20101005-1280x1280-D300s_001277ヨシノボリは元気が一番、このトウヨシノボリは特にやんちゃで結構、結構。などと下町のナポレオン「いいちこ」を飲みながら観察していたら、何やらゴミのようなものが付着していることに気が付きました。

よ~く見てみると、、、

20101005-1280x1280-D300s_001283ゲロゲロっ、イカリムシだっ!

イカリムシは淡水魚に付く寄生虫です。頭部を食い込ませて魚の体液を吸います。和名のように頭部が錨の形をしているので、簡単には外れないようになっています。

20101005-1280x1280-D300s_001283-zoomupマクロレンズで撮って拡大してみると、尾部に卵が並んでいるのが判ります。正直、こういうの苦手です。

ここから卵はさらに増えて二つの房状になるそうです。その後に水槽内に卵が大放出されることになります。
とりあえずピンセットで引き抜きました。一旦、水槽内に持ち込んでしまうと完全駆除は困難を極めるそうで…。魚達には悪いですが、今は水槽を初期化する余裕がないので、成虫の駆除に努めることにします。とりあえず成虫に寄生されている個体は他にいないようです。が、痒がっている個体が多いので幼虫はけっこう蔓延しているものと思われます。やはりリセットすることになるかぁ。

先日、『うみーのお魚愚痴日記+case』のうみへび氏と茨城県を巡ってきました。詳しくはうみへび氏のブログを見ていただくとして(うみーさん、よろしく~)、珍しい個体が採れました。

20101005-1280x1280-D300s_001240アカヒレタビラの透明鱗個体です。先天的に鱗に色素がないので、鰓(赤い部分)や内臓(暗い部分)が透けて見えてます。よく観察してみると白色素胞、もしくは虹色素胞が反射する金属的な光沢は残っているようです。

ごく稀にこのような個体が発生するそうで、もちろん私は初めて遭遇しました。実は初めてのアカヒレタビラでもあったりしてちょっと複雑です。普通のアカヒレタビラも欲しい…。

5月もけっこう肌寒い日が続きましたがパキラはずいぶん成長しました。
結局、6個の種から12本が葉を広げました。

20100530-1280x1280-D300s_000620狭くなってきたので、もう少し暖かくなったら鉢替えしてやりましょう。

20100530-1280x1280-D300s_000621子葉はまだ取れずに残ってます。

カメラに併せてレンズも新調してしまいました。もちろん金欠なので買い足しではなく入れ替えです。

20100328-1280x1280-D300s_000122お魚撮り用にマクロレンズ「AF-S VR Micro-Nikkor ED 105mm F2.8G (IF)」です。他社の同焦点距離マクロレンズと比べるとただでさえ大きいのに、その上、巨大なフードが付属して来てうれしい (;.;) です。

カメラがDXフォーマットのD300sなので「AF-S DX Micro NIKKOR 85mm F3.5G ED VR」と悩みましたが、お魚相手だと少しでも対象から離れて撮りたいので105mmにしました。それでも撮影倍率1:1で撮ろうとするとワーキングディスタンスは約20cm、水槽手前にいる魚に限られてしまいます。

20100328-1280x1280-D300s_000125今までお魚撮り用に使っていた、画角も最大撮影倍率も同じ「Ai AF Micro Nikkor 105mm F2.8S※」と比べてみると、前玉径はほとんどかわらないのに二回り太くなってしまいました。全長がフォーカス位置によって変わらないので、最短撮影距離なら幾分か短くなります。が、フードが巨大なので相殺です。

※ リンク先はDタイプの「Ai AF Micro Nikkor 105mm F2.8D」ですが、見た目はいっしょです。